キャリアストーリー

Career Story

キャリアコンサルタントになるまでのあんなこと、こんなことのキャリアのお話です

社会人デビュー

総合卸売商社へ入社
実家が商売をしており、商品をお客様に提供する仕事を子供の頃から見てきたため、深い理由もなく就職。
ぬいぐるみ売り場に配属されました。
専門店のバイヤーが顧客だったので、メーカーとのコンタクトを密に取り、情報収集を行い、次のトレンドを読み取り、的確な売れ筋予想を立てることを心がけてやってきました。入社3年目には部門を任され、売上、回転率等で社内表彰されたこともありました。取り扱う商品に愛着もあり、売り場のマネジメントもやりがいを感じる日々でした。が・・・

転 職

父の会社(家業)へ
父の体調不良により2店舗運営している家業の紳士服販売を手伝うことに。お客様のお顔と名前を覚えることはもちろん、購入いただいたスーツやジャケットの特徴を把握し、次にお客様が着たいと思う商品をご提案させていただきました。まだまだ景気の良かった頃で顧客の皆様にかわいがっていただきました。が・・・

転 機 transition

公共職業訓練受講
リーマンショックの影響を受けて事業縮小。そのあおりで身内の私がリストラとなりました。
転職しようにも何の資格もなく、ハローワークの会計簿記の職業訓練を受講。キャリア相談担当の講師の仕事を見て漠然とやってみたいなと思いながらも、日商簿記2級の資格を取得。資格を頼りに就活しましたが、応募書類を送っても面接にも呼ばれずに不採用通知が返ってくる毎日。
自分は世の中に必要とされていない、と思い悩む日々でした。が・・・

 出 会 い

職業訓練校へ再就職
職業訓練を受けた経験が役に立ち、介護職員を養成している職業訓練校へ事務職としてご縁をいただきました。
訓練生の気持ちがわかっているから、と就職相談の業務を任され、そのために必要な「ジョブカード作成アドバイザー」の資格(現在は終了)を取得。
『介護職』、という決して簡単ではない仕事に自らの意思を持って挑戦していく訓練生からたくさんの勇気をいただきました。そんな彼らの力に少しでもなれたら、との思いで応募書類の添削や面接対応を行い、無事就職できたと報告をもらった時の喜びが、今の私の原点です。
自分が受講していた時の、「相談に乗ってもらえる安心感」を思い出し、改めてキャリアコンサルタントの仕事に興味を覚え、資格取得を考え始めました。

キャリアコンサルタントとして

資格取得、そして現在
ジョブカード作成アドバイザーの更新が廃止され、キャリアに関する相談業務をするためにはキャリアコンサルタントの資格取得が必要となりました。そのため養成講座に通い、試験に合格、協会に登録して晴れてキャリアコンサルタントと名乗れるようになりました。続いて国家検定キャリアコンサルティング2級技能士も取得。人生の転機となった職業訓練校を辞し、現在はお仕事を探してらっしゃる皆様の相談をお聞きしています。かつての自分が経験したように、なかなか仕事が見つからず、いらだちをぶつけてこられる方、自分は何がやりたいのかわからず次の1歩が踏み出せなくなっている方、仕事はしたいけどいろいろな事情で働けない方、など相談に来られる方で同じ条件、同じ境遇の方はお一人もいらっしゃいません。10人いれば10通りの、100人いれば100通りの人生があります。そのおひとりおひとりの人生をその人らしく歩んでいただけるよう、そのお手伝いの一助となるべく、自己研鑽を続けている毎日です。